良縁奇縁も縁の内

良縁奇縁も縁の内

「良縁奇縁も縁の内」という言葉があります。

 

良い出会いも悪い出会いも全て「縁」なのだということわざです。

 

私の父と母も、出会いは最悪だったと言います。

 

当時は近所に世話好きな人がいて、その人の勧めでお見合いし結婚する事が多かった時代。父と母も、近所の人の勧めでお見合いしたそうでした。

 

けれどそれぞれの第一印象は、

 

父「不細工な女だな」

 

母「気持ち悪そうな人」

 

そういうわけで、一度は双方から断ったとの事でした。

 

けれど、縁というのは面白いもので、それだけでは済みませんでした。

 

当時流行っていたダンスホールで、父と母は偶然再会してしまったのです。

 

お互い気まずそうにしていましたが、お見合いの事を知らない母の友人が勘違いして、お互いに気があると思ってしまったのです。

 

友人は父の友人と結託してハイキングやスポーツに誘い、父と母を付き合わせようと動き出したのです。

 

けれどその気のない2人は困るばかり。

 

誘われるままに遊びに行ってはいましたが、第一印象が覆ることはありませんでした。

 

そんなグループ交際が数年続き、1人2人と友人が結婚して行きました。

 

そして最後まで残ったのが父と母だったのです。

 

第一印象は変わりませんでしたが、不細工さにも気持ち悪さにも「慣れた」のだそうでした。

 

お互いの家に結婚の挨拶に行った時「嫌だったんじゃないの?」とそれぞれの両親に驚かれたそうですが、現在に至っています。

 

決して仲のいい夫婦ではありませんが、言いたい事を言い合える良い関係だと思います。